ドアやトランクをストレスなく開閉できるように、幅2.5m×奥行6.0m(約4〜5.5坪)の広さ、高さは2mほど確保しておくといいでしょう。また、車いすの利用がある場合は、3.5m以上の幅が必要です。
そして、ガレージ内に2台以上駐車する場合は、4~5.5坪×駐車台数分の広さが必要です。車の買い替えや車いす利用など将来を見据えて、広めにスペースを確保しておくと安心でしょう。
参考元:国土交通省|駐車場設計・施工指針について
生活動線を考える
駐車スペースから玄関などへの動線も意識すると、使い勝手のいいインナーガレージになります。室内への出入口が車の向きに配慮した位置か、荷物を持って余裕で歩ける幅があるか、キッチンまでの動線はスムーズか、など生活動線を意識し、家族が使いやすい間取りを考えましょう。
また、メンテナンスや趣味用品などの収納スペースを確保しておくと、利便性がアップします。
ニオイや音の対策をする
ニオイや音の対策も必要です。排気ガスなどのニオイが室内に入らないよう、室内へ続くドアは気密性の高いものを選び、ガレージ内に窓や換気扇を設置するなどして換気を行いましょう。
また、エンジン音やシャッター音は響きやすいため、寝室や個室はガレージから遠い場所に作ることをおすすめします。シャッターは高静音のものや風の影響を受けにくい材質のものにすると、開閉音が気になりにくくなるでしょう。
将来の車の買い替えも視野に入れたガレージの設計計画を行う
車の買い替えによって、ガレージに入らなくなった、出入りがしずらくなった、とならないよう、設計段階から将来の計画をある程度考えておく必要があります。
予算とのバランスを考え、住宅会社と相談しながら、最適なガレージの大きさを計画しましょう。
おしゃれなインナーガレージの施工事例
ここからは、デザインや動線にこだわったインナーガレージの施工事例を紹介します。
インナーガレージと中庭がある家
車2台とバイクを所有しているご家族の平屋ガレージハウスです。玄関はガレージ内にあり、雨に濡れることなく、車の乗り降りができます。
中庭を作ることで南側に窓が多くても周囲の目を気にすることなく過ごせます。冬場でも大きな窓から暖かい日差しが入るため、光熱費の削減にもなります。
リビングにある掃き出し窓からそのまま中庭へ出ることができ、ガレージまでつながっています。雪が多い日もガレージを通して雪出しができます。
>>飛騨市の施工事例:『四季と棲む家』インナーガレージと中庭のある平屋
愛車のメンテナンスを楽しめる家
車やバイク、自転車、家庭菜園など多趣味なご家庭の広々とした平屋のガレージハウスです。
車2台を駐車しても余裕があるインナーガレージで、愛車のメンテナンスを楽しまれています。壁と天井は黒の塗装でシックな雰囲気に仕上げ、多少の汚れも気になりません。
アウトドア用品も収納できるスペースも確保。バイクと自転車専用の出入り口や、シューズクローゼットにも直接出入りできる動線を作ったことで利便性もアップしました。
リビングの一角にある書斎スペースから車を眺められる間取りもポイント。ガレージに明かりをつけたので、夜に車を眺めることが施主様のお気に入りだそうです。
>>施工事例:車・バイクの為のインナーガレージがある広々とした平屋
将来を考えた平屋
コンパクトな平屋のインナーガレージです。LDKと寝室、客間とシンプルな間取りで、将来ご両親との同居も考え、車いすでも行き来しやすい家になりました。
ガレージから直接出入りできる玄関は、車いすでも通れるように広めのスペースを取っています。車の買い替えも想定した広めのガレージには、アウトドア用品などを収納できる棚も設置。シンプルな外観のアクセントになる高級感のある木製シャッターもおしゃれです。
>>施工事例:未来への優しさにあふれる平屋
高山市周辺でインナーガレージのある家を建てるならR+house飛騨にご相談ください
今回はインナーガレージのある家のメリット・デメリットや、施工事例を紹介しました。
R+house飛騨では、建築家とタッグを組み、丁寧なヒアリングを基にお客様の理想とするおしゃれで使い勝手のいいインナーガレージハウスのプランをご提案します。
高山市、下呂市、飛騨市、郡上市で注文住宅をお考えの方は、是非一度お問い合わせください。