注文住宅を新築する時、頼めるのはどこ?
注文住宅を建てる際に依頼先は、ハウスメーカーや工務店、設計事務所、ビルダーなどが挙げられます。まずはそれぞれの特徴について知っておきましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、住宅展示場やCMなどで見かける機会が多く、家づくりの依頼先として最初に検討する人が多いかもしれません。会社によって異なりますが、ハウスメーカーは、全国規模で展開され、仕様やデザインを規格化した住宅を取り扱っています。全国もしくは西日本、東日本全体をカバーするように営業所があるのであればハウスメーカーと言って良いでしょう。
大手ハウスメーカーのなかには、年間の施工件数が2万件以上の会社もあります。
ビルダー
ビルダーは、ハウスメーカーと工務店の中間のような住宅建設会社で、一つの都道府県だけでなく、近隣の県までカバーできる程の営業網を持った会社のことです。東海地方すべてをカバーするような会社や岐阜県と愛知県、三重県と愛知県、のように二つ以上の県を営業エリアにしている会社となります。
年間の建設件数は数百件以上に上り、中にはハウスメーカーのような自社ブランドの商品を展開する会社もあります。
工務店
工務店の規模は様々で、大工をしていた人が独立して立ち上げた小さな工務店から、多数の社員を抱え、県を越えて営業先を広げる大手の工務店まであります。会社の規模は違っていても、工務店とは地域に密着した中小の建設会社のことを言います。「不動産部門」や「設計部門」などの事業も展開している工務店もあり、事業形態も様々あるのが特徴です。
設計事務所
設計事務所は設計を専門に担当しているため、自由にデザインや仕様などを依頼できることが特徴。ハウスメーカーや工務店は、設計から施工までを一貫して行うのに対し、設計事務所は設計のみを担当し、施工は工務店などに依頼します。
注文住宅を工務店で新築するメリット
まずは家づくりを工務店に依頼するメリットから見ていきましょう。
住宅価格が抑えられる
工務店はハウスメーカーのように展示場に出店したり、CMを流したりしていない会社がほとんどです。宣伝広告費や営業所毎の人件費などがかかっていない分、比較的リーズナブルな価格で注文住宅を依頼することができます。また、建設現場の状況によって、施工方法を変更することが可能なので、柔軟な対応ができる点もメリットと言えます。
柔軟な対応による自由度が高い家づくりが可能
規格商品から注文するハウスメーカーとは違い、工務店で注文住宅を依頼するとプランや仕様に制限がない場合が多いです。その為、施主のこだわりや敷地条件に合わせた柔軟な設計や提案を受けることが出来ることが魅力です。都市部の狭い土地や変わった形の土地で家づくりをする人や、外観や内装などに具体的なこだわりがある人にとっては大きなメリットとなるでしょう。
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建てる地域の気候や土地の慣習に合わせることが得意
地域に密着している工務店は、その土地の気候風土や慣習、交通情報などにも詳しく、細かい対応も期待することができるでしょう。土地の地盤や周辺環境にも詳しい工務店ならば土地の提案も受けることができます。
最近では、高気密・高断熱や自然素材、独自の工法など、高性能を取り入れた家づくりを行う工務店も増えています。
工務店のデメリットと注意点
一方で、家づくりを工務店に依頼する場合に気を付けなければならないこともあります。しっかりと事前知識を持ち工務店を選ばなければ後悔してしまう恐れもある為、しっかりとデメリットを把握しておきましょう。
工務店によって仕上がりに差がある
前述したとおり、工務店は店によって規模が異なります。そのため、最新の設備機器の知識の差や、職人によっての仕上がりの差がある場合もあるというデメリットもあります。また、依頼先を選ぶ際は、十分な情報収集が必要です。
ハウスメーカーと比べて工事期間が長いことがある
ハウスメーカーの規格住宅は、工場で大量生産された部品や部屋そのものを建築地で組み立てます。その為、工期が短いことが多く3ヶ月ほどで完成する場合もあります。一方、工務店では大工さんの人数や工期の管理能力によって期間にばらつきが生じます。効率よく工事を行う工務店ならば、3~4か月で完成することが多いです。しかし、管理が不十分な工務店では、半年以上の工期になる場合もあり、入居が遅れることになったり、住宅ローンのつなぎ融資期間が延びてしまったりという問題が起こる可能性があります。
工務店選びのポイントは何?
いざ工務店を選ぶとなったときの基準は一体何なのか?ここでは、工務店を選ぶ際のポイントについて解説していきます。
住宅性能についてきちんと理解している工務店かどうか
断熱性能や気密性能、換気、耐震性といった住宅の性能についてきちんと理解しており、高い水準で家を建ててくれるか確認することが重要です。いくら柔軟に対応してくれる工務店でも、住宅性能がハウスメーカー以下であったり、満たすべき住宅性能についてきちんと施主へ説明、提案できなくては意味がありません。
その工務店の注文住宅が、どのレベルの性能を満たしているのかは、工務店の担当者に聞いて確認しましょう。
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コミュニケーションがスムーズに取れる
家づくりをする際に、施工会社と細かな打ち合わせを数回行います。そのため、工務店選びでは、自分たちと相性が合うかどうかも大切にしたいポイントです。まずは実際に工務店に行って、会社の雰囲気が良いか見てみましょう。経営者や社員と話をしてみると、相性が合うかどうかがわかると思います。
・電話の対応が丁寧か
・時間を守るか
・親身になって話を聞いてくれるか
・どこまで詳しく調べて提案をしてくるか
などを、しっかりとチェックしておくことがポイントです。
住宅完成保証制度の加入の有無
工務店の選び方のポイントとして、「住宅完成保証制度」への加入の有無が挙げられます。住宅完成保証制度とは、工務店が倒産した際に、建築会社の引継ぎで必要な追加費用などが保証される制度のことです。そのため、万が一のことがあった場合でも、負担を抑えられるため安心という利点があります。
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ホームページやSNSなどの情報発信に力を入れている
情報発信に力を入れているという点も重要なポイントと言えます。情報発信に力を入れている工務店であれば、公式ホームページやSNSなどを見るだけで、どのような実績があるのか一目でわかるでしょう。また、施工事例があれば好きなデザインや間取りが取り入れやすいかどうかの判断材料にもなります。
・施工事例がいくつかあり、写真やコメントがしっかりと記載されている
⇒しっかりとしたコメントや紹介文があるということは、設計にしっかりと意図があること、施主からの要望をどう実現するのかしっかりと考えて建築した、といった物件理解があるという裏付けになります。
・ホームページの更新が定期的にされている(更新頻度が1週間以上空かない)
⇒イベント以外にも定期的な情報発信をしている、ということは施主の為になる最新の情報をよく調べていないと出来ません。最新の情報をキャッチできている工務店ならば、補助金事情や新しい設備などにも詳しいことが多いため、施主にとって最適な提案をしてくれるでしょう。
・SNSの更新に力を入れている
⇒SNSではホームページ以上に多くの人に投稿内容が見られます。そのSNSの投稿一つ一つがしっかりと造られているなら、実際に手掛ける物件の仕上がりやデザインにもそのこだわりは影響してきます。
上記3つはあくまで一例ですが、ネット上で工務店を選ぶ際の参考になるでしょう。
説明会や新築住宅見学会などを開催している
モデルハウスや住宅展示場を持っている工務店は限られています。そのため、具体的にどんな家づくりが可能な会社かを間近で見られる、「新築住宅見学会」に参加することがおすすめです。気になる工務店の見学会があれば貴重な機会なので、ぜひ行ってみましょう。
また、間取りだけでなく住宅ローンの相談会を無料で行っている工務店もあります。公式HPにイベントの情報や、今まで開催された相談会の記事が掲載されている場合もあるので、定期的にチェックしてみましょう。
構造見学会を開催している
新築住宅見学会はもちろんですが、家を造っている段階での見学会を実施しているかも良い工務店を選ぶ指標になります。建築途中に物件を見せることが出来る、というのはそれだけ施工に自身があることと現場の清掃や材料の保管といった現場管理がしっかりしている証拠でもあります。
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飛騨地域の人気エリアは?
飛騨地域で人気のエリアについて紹介します。注文住宅を検討する中で、土地の取得から考えている方は参考にしてみてください。
高山市で人気のエリア
高山市石浦町(坪単価13万円~18万円)
スーパーやドラッグストアも近く、中心市街地にもアクセスがしやすい石浦町近辺が人気になってきています。中心市街地に比べ土地の坪単価も抑えられることも注目が集まっている理由の一つでしょう。
高山市桐生町(坪単価20万円~25万円)
北部辺りのエリアを考えるなら桐生町周辺が検討に上がってくるでしょう。より中心市街地に近く、学校や病院といった施設も近い為子育て世代にとって非常に利便性の高いエリアです。一方、便利になる分どうしても土地価格は高額になるので、しっかりと資金計画を建てて予算に収まるか住宅会社と検討しましょう。
生活スタイルによっては、少し離れたエリアもおすすめ
高山市は中心部になるほど土地相場は上がっていきます。土地になるべくお金を掛けず、かつ広い敷地を探すなら、久々野町や清見町、丹生川町といった少し離れたエリアを検討するのも良いでしょう。坪単価が10万円以下に抑えられることもあるので、利便性よりも広い土地で平屋を建てたい、というように優先度を考える方にはおすすめです。
【関連コラム】
>>高山市の土地価格相場・今後の推移見込みは?おすすめのエリアについてもご紹介>>高山市で注文住宅を新築する時の価格相場・建築相場は?>>土地探しの際にチェックしておくこと。飛騨地域における土地購入のコツ
飛騨市で人気のエリア
飛騨市古川町(坪単価4万円~9万円)
飛騨市で新しく土地を取得する場合、古川町に人気が集まります。小学校から高校まで通いやすいエリアの為、子育てを考える世代にはおすすめです。杉崎、細江以北になると、少し利便性が下がる為、利便性重視の場合は高山寄りの土地が選ばれる傾向があります。
下呂市で人気のエリア
萩原町上村、桜洞(坪単価6万~7万円)
小学校から高校までが近くにある上村地区や桜洞地区は、子育て世代にとっては人気の高いエリアです。下呂と上呂どちらに行くにしてもアクセスが良いのも人気の理由でしょう。
近年、若い世帯が増えていることもあり、同年代の人が多くいるのも魅力の一つでしょう。
【関連コラム】
>>下呂市の土地相場ってどのくらい?おすすめエリアや土地売買事例もご紹介
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公式HP上には、事例や家づくりに役立つコラム記事を掲載しているので、工務店で注文住宅を建てる方は是非参考にしてください。
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