この家の設計ポイントは眺望を家の中に取り込むことでした。
高低差のある土地で目の前に広がる田園風景がとても美しい地域。
この眺望を採りこみ周囲の自然とも調和させる方法を考えた結果、水平ラインを意識した平屋を提案しました。
室内から外が見えるといったことだけでなく、室内外の一部を同じ素材で仕上げることでその境界を曖昧にして一体化させる仕掛けを考えました。
家づくりで大切にしていることはデザインと生活のしやすさ。特に家のデザインににはある種の普遍性が必要だと思っています。日々の暮らしで大切なのは無駄のないゾーニングと生活動線です。
家族の生活スタイルや価値観に寄り添いながら、その家族らしいプランを提案しています。
広いLDKを中心に左右に個室とユーティリティを配置したシンプルな平面設計ですが、生活のしやすさを考慮した回遊動線や仕上げの美しさなどにも配慮しています。