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新築住宅を建てて後悔しない為に 窓の選び方を後悔事例と共に解説

家づくりノウハウ
公開日:2023.02.01
最終更新日:2024.01.17
R+house飛騨の家づくり写真
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家づくりノウハウ
公開日:2023.02.01
最終更新日:2024.01.17

新築住宅を建てて後悔しない為に 窓の選び方を後悔事例と共に解説

R+houseモデルハウス画像
新築住宅を建てて後悔しない為に 窓の選び方を後悔事例と共に解説
朝日を浴びて目覚めたい、換気と併せて自然な風を感じたい、など新築の際に要望として出てきやすいのが窓に関連する部分です。また、断熱性といった、家の快適性にも窓は大きな影響を与えます。しかし、図面や性能値だけではイメージしにくい、といった注意ポイントも多いです。
また、寒い飛騨地域ではどんな窓を選べばいいのか、も考えなくてはいけません。
今回は、新築住宅を建てる際に考えなくてはならない、窓の選び方を後悔事例を交えつつ解説していきます。
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目 次

窓の種類について

窓の画像
新築を考えたときに、入ってくる情報として窓の種類があると思います。しかし、窓の種類と言われてもどんなものがあるのか、どう比べればいいのか、いままで知らなかったことだから分からない…という方もいらっしゃると思います。今回は、窓の種類とそれぞれの特徴を解説していきます。

窓を構成する部材

窓、と一言で言っても様々な部品が組み合わさり作られています。その中で、簡易的に性能を比べるのであれば、2つの部分に注目してください。
それは、ガラスとサッシです。サッシは窓枠全体の事です。ガラスの周囲を囲っている部分ですね。
この2つの性能が良い窓を選ぶことが重要です。

ガラスの種類

ガラスは何を選ぶか、よりも何枚にするかが選ぶポイントです。
1枚より2枚、2枚より3枚とガラスの枚数が増えるほど断熱性能は良くなります。ガラスの種類としては、以下のものを解説しておきます。

Low-Eガラス

Low-Eガラス構造

画像:YKKAP

「ローイーガラス」と読みます。ガラスの表面にLow-E膜と呼ばれるコーティングを施し、断熱性能をアップさせたガラスです。熱放射を抑える効果があり、太陽の熱や部屋の熱をLow-E膜が吸収してくれます。
複層ガラス(2枚ガラス)以上の製品に使われる加工になります。断熱性能を高めるのであれば、Low-Eガラスを採用したいですね。

サッシ(窓枠)の種類

サッシは素材によって4つの種類に分けられます。

アルミサッシ

耐久性が高く、短い期間で大量に生産できるため安価で手に入ります。日本では長くアルミサッシが主流でした。耐久性に優れる一方、断熱性が低く、家を冷やしてしまいます。さらに、非常に結露しやすいため周辺の木材を腐らせてしまい、カビ・ダニ・シロアリ発生の原因となります。

アルミ樹脂複合サッシ

アルミの耐久性と樹脂の断熱性をかけ合わせたものが複合サッシです。外側は高耐久なアルミ製、内側が断熱性に優れる樹脂を使っています。一見、良さそうに見えますが、内部で結露がしやすいというリスクがあります。樹脂とアルミの境目部分で結露してしまうと、見た目では分かりません。
アルミを使って耐久性を上げている分、サッシの幅が狭くなり見た目が良くなる、というデザイン性のメリットがあります。窓のサッシの見え方からこだわりたい、という場合は採用してもいいかもしれませんが、結露のリスクを承知の上、判断しましょう。

樹脂サッシ

断熱性に優れる樹脂のみで作られたサッシです。上記2つに比べ、表面・壁内共に結露リスクを最低限にしています。断熱性・気密性にも優れた住宅ならば、過剰な加湿をしない限り結露することはないでしょう。
デメリットとして、アルミに比べて重いため、開閉には少し苦労します。
また、耐久性を確保するため枠が太くなっており。デザイン性との兼ね合いが難しい製品になります。
サッシの種類一覧

画像:YKKAP「窓の教科書」

木製サッシ

樹脂よりも断熱性に優れる木材を使ったサッシです。木材の熱伝導率は非常に低く、樹脂以上に結露しない窓になります。また、デザイン性にも優れる為、細部までこだわりたい方にはおすすめです。
デメリットとしては、非常に高価になる点です。大量生産がされていない為、どうしても価格が高くなることは避けられません。
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窓の性能の考え方

樹脂とアルミの製品比較

画像:YKKAP「窓の教科書」

窓の性能は、断熱性をどれだけガラスで確保するのか、そしてサッシでどれだけ結露リスクを減らすかといった2点が重要になってきます。

結露リスクをどれだけ減らせるのか

ガラスだけでなく、サッシの素材によって結露リスクは大きく変わります。アルミサッシでは、結露を防ぐことはできません。アルミ樹脂複合サッシの場合、確かに結露はしにくくなります。しかし、樹脂とアルミの取り合い部分といった、壁の内部で結露を起こす可能性が高くなります。壁内結露は外から気づくことができない為、気づいたときには広範囲に被害が…といったこともあり得るわけです。

オール樹脂サッシ、Low-E複層ガラスがこれからの必達基準

断熱性と結露リスクを考えると、すべて樹脂でできたサッシを選ぶべきでしょう。複合サッシの細いデザインが良い、という方もいらっしゃると思います。しかし、見た目だけで選ぶのではなく、デメリットとリスクを把握した上で選択しましょう。
ガラスは複層以上の性能にしましょう。掛かるコスト等を考えても、Low-Eガラスの複層がおすすめです。建てる家の規模や間取りによって窓の大きさは変わります。開口部を広く多く取りたい方は、より性能の高いトリプルガラスの採用を検討しても良いでしょう。大きい掃き出し窓はトリプルガラス、小さい明り取り窓は複層、など場所によって使い分けることでコスパ良く家の性能を高めることができます。

世界では樹脂窓が主流

樹脂窓の普及率データ
R+house飛騨の家づくり写真

窓の失敗事例

ここからは窓でよくある失敗事例と対処法、防ぐ方法を解説します。住み始めてから後悔することの無いよう、窓について知っておきましょう。
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事例1 窓のサイズ選択をよく考えなかった

窓が大きすぎた、小さすぎたといった後悔は良く耳にします。リビング空間に大きな窓をつけたが、外からの視線が気になってしまいカーテンを閉めっぱなし。窓が小さく光が入らなくて暗い…。などです。

対策

窓の大きさで失敗しない為に、以下の点に気を付けましょう。

・周辺環境を考え、どの方角に窓が付くのかを現地に行き確認する

実際に家が建つ土地に行き、窓の位置を想像することがおすすめです。どの方角に開口が来て、どういった風景が見えそうなのかだけでもわかれば、イメージしやすくなります。基本は設計士自身が現地を確認します。
建築家による現地確認の様子

・どんな大きさの窓が付くのか寸法を確認する。もしくは、ショールームなどで同じ大きさの窓を見せてもらう

これも分かりやすい方法です。図面には、窓の大きさが示されています。住宅会社の担当者に寸法を聞くなどして大きさをイメージしましょう。ショールームやモデルハウスに、同じ大きさの窓があればよりイメージが具体的になります。

・なんとなく必要だから、といった理由で窓をつけない

これが一番重要です。窓一つ一つには必ず役割があります。採光・風通し・景観などです。窓をつけることが目的ではなく、光を取り込む、風の通り道を作る、風景を切り取り外に視線が抜けるようにする、といった目的を果たすために窓をつけるのです。ここの手段と目的が逆転してしまうと、残念な窓配置になってしまいます。
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事例2 家具の配置を考えていなかった

窓を作りすぎて、家具が置けない…、といった失敗もあります。想定した家具を置こうとすると窓と被ってしまい、見た目が悪くなってしまった。というものです。見た目が悪くなるだけではなく、家具によっては採光や風通しの障害となり、窓の役割が十分に発揮されないということも発生します。

対策

・事前に置く家具を伝えておく

今まで住んでいた家から、新居に家具を持ち込んだ場合に、上記の失敗が起こりえます。間取りを考えてもらう際には、新居の希望に合わせ引き続き使う家具を伝えたほうが良いでしょう。持ち込み家具の寸法を伝えれば、それに合わせた設計ができます。

・間取りにわせた家具を購入する

当たり前かもしれませんが、重要です。新居の事を考えていると、インテリアや照明計画といった見た目の事に意識が割かれ、家具の寸法を見落としてしまいがちになります。しっかりとチェックしておきましょう。
R+house建築事例
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事例3 外からの見え方を考えていなかった

窓の配置は家の外観にも大きな影響を与えます。家の中で暮らすことだけを考えるあまり、外から見たら窓の位置がそろっておらず歪になっている…、というケースが起こります。外観のデザインにおいて、窓は装飾の役割を持ち、家をよりかっこよく見せたり、といった効果が期待できます。

対策

・窓のライン、開き方をそろえる

窓をつりつける高さや、大きさをそろえることにより、窓の配置に規則性、連続性が生まれます。また、窓を満遍なく散らすより、非対称になるようまとめたほうが外壁もすっきり見せることができます。間取りと外観のバランスを考えながら配置を考えてもらいましょう。
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事例4 風の抜け、日光の入り方を考えなかった

風が抜けやすいように窓を多く作ったのに、通風が良くない。大きな窓を作ったのに光が入らない、逆に光が入りすぎてまぶしい、といった失敗です。こういった失敗を防ぐには、窓の計画をしっかり考えてくれるよう設計士に頼むしかありません。もちろん、経験のある優れた設計士なら、気象情報や周辺環境を考えた窓を計画してくれます。

対策

・風の流れ、太陽の動きを設計に反映させる

風の流れは、地域毎にデータが存在します。しっかりした設計士なら、どの季節にどの方角から風が吹いているのか、といったデータを元にプランを考えてくれます。また、このデータは環境省のHPから見ることができるので、自身で確認して、プランが気象データに当てはまっているのか確認することもできます。
また、太陽の動きも今はアプリで確認できる時代です。ですが、光の入る角度などはなかなか計算が難しいので、信頼できる設計士に任せましょう。

・窓の開き方、形の選択

窓の開き方一つでも、風の入り方は変わってきます。よく考えている設計士ならば、窓の開き方や形をしっかり説明してくれるので遠慮なく質問しましょう。
R+house物件事例 リビングと和室の掃き出し窓から明かりを取りつつ、直射日光はが入らないようにしている。
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飛騨地域の窓仕様は?

飛騨地域で家を建てる場合、窓はどういったものを選べばいいのでしょうか。
飛騨地域は非常に雪が多い地域です。冬が寒い一方、盆地になっている為、夏は暑くなります。冬は冷気を、夏は暖気と日光をカットしなければなりません。そのため窓の断熱性と配置はとても重要になってきます。
性能面ならば、Low-Eガラスの複層をお勧めします。それを基本に、掃き出し窓や開口が大きな窓はトリプルガラスにするなど、性能と掛けるコストのバランスを見ながら住宅会社と打ち合わせをしていきましょう。性能にこだわるのであれば、オール樹脂サッシは必須です。
夏の日差し対策は、窓ガラスを日光遮蔽タイプにするのも手ではありますが、太陽の動きや日射角度を間取りに反映する方が、高い効果を期待できます。外付けのブラインドをつけるなど、窓以外で日光を遮るものをつけるのもおすすめです。
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飛騨地域でマイホームを建てるなら「R+house飛騨」まで!

高い断熱性能や気密性能が要求される飛騨地域で家を建てるなら、R+house飛騨へお気軽にご連絡ください。R+house飛騨では、Low-E複層の樹脂サッシを標準仕様としており、断熱性能の高い家づくりが可能です。また、R+house所属の建築家は、自然環境を設計に落とし込み利用するパッシブ設計に優れています。
日当たりや風通しも考えられた設計は、当社ショールームでも体感することができますので、是非お越しください。家づくりの個別相談会も行っております。
お家づくりを進める、検討する際には、様々な知識が必要になってきます。R+house飛騨では、定期的に家づくりの知識を学ぶ勉強会を開催しております。まずは、こちらへご参加してみてはいかがでしょうか?

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