素材使いにこだわった自然志向のインテリア
三方を高い建物や擁壁に囲まれ、十分な日当たりが望めない土地での新築。
そこで建築家は
周囲の人目を気にせずに過ごせるスカイガーデンを屋上に設け、窓から差し込む日光を階下へ取り込む
プランを考えました。
屋上からの光は、吹き抜けを通して2階のリビングダイニングや1階にも届き、どこにいても太陽の
温もりを感じられる空間に仕上がっています。
*素材にこだわりたい*
木の風情や和モダンな雰囲気が好きなご夫婦は、「自然素材を使用し、年月を重ねるごとに深みを
増す風合いを楽しみたい」と床材には無垢のアカシアを使用。
自然志向のこだわりを随時に反映させました。
*自分だけの空間が欲しい*
ご主人の希望で設けたのが、こもり感のある広さ2畳の書斎。隠れ家のような秘密基地をイメージし
小さめのふすまをつけたので、戸を閉めると書斎があるようにみえない遊び心のあるつくりに。
*家で仕事ができる環境が欲しい*
教員として働く奥様は、本や書類をしまえる書庫を希望。
キッチン奥に書庫を設け、ダイニングテーブル背面にはパソコンなどをしまえるカウンターを設置。
キッチン回りに集約させたことで、仕事と家事
どちらもフレキシブルにこなせるレイアウトが完成しました。
スカイガーデンから「光の筒」が届く玄関
鉄骨のスケルトン階段にすることで吹き抜けからの光が玄関まで落ちる。
さらに玄関扉の横の地窓からも光を採りこんでいるので足元も明るい。
玄関隣からつながるシューズ・ウォークインクローゼット
クロゼットは家族全員分の洋服をしまえるよう、大容量の空間を確保。
玄関脇のシューズクローゼットは家の中へそのまま上がれるウォークスルータイプ。
家の中心に置かれたダイニングキッチン
屋上の窓から明るい光が差し込むダイニングキッチン。
右奥にあるのは奥様用の書斎。ダイニングテーブルの背面にはパソコンなどをしまえるカウンターを設置し、
キッチン回りで在宅ワークが可能。
木のぬくもりをふんだんに生かしたリビング
和モダンな雰囲気が好きという夫婦。木のぬくもりを生かしたインテリアで癒しの空間を実現。
使い勝手のいい畳スペースに隣接した書斎
ごろりと昼寝ができる小上がりの畳スペースは子どもの遊び場としても活躍。
階段脇に設置した書斎は茶室のにじり口のようにあえて入り口を小さめに。
隠れ家のような秘密基地をイメージし、小さめのふすまをつけたので閉めると書斎があるように見えない遊び心のある作りに。
自分だけの小さな部屋で好きなことに没頭できる書斎
こもり感のある2畳の書斎。
デザインガラスをあしらった明かり取り窓がレトロな雰囲気をプラス。
明るく風通しの良い空間に。
カフェ風の壁のトイレ
2階トイレは「カフェ風の壁にしたい」という希望で、天然木をランダムに組み合わせたパネルを採用。
木の香りとやさしい陰影が落ち着きの空間を演出。
周囲の人目を気にせず過ごせるスカイガーデン
ランチやバーベキューをしたり、子どもの遊び場としても活躍するスカイガーデン。
周囲の人目を気にせず、四季折々の季節を感じられるプライベート空間。室内へ光を届ける役割も持たせている。
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