今回のプランのポイント
今回のモデルハウスでまず考えなければならなかったことが3つ。それぞれをどうするのかが最初の課題でした。
分譲地の中の一棟目
モデルハウスは弊社が所有する土地の一番手前にあります。その先にいくつか区画があり、分譲地として活用ができるようになっています。将来の区画整理や分筆、道路整備などやることは多いですが、広大な敷地の開発計画を加味しながらモデルをたてる必要がありました。
段差のある敷地
元々は田んぼ(棚田)だった土地の為、それぞれの区画で高低差があります。今回モデルハウスを建てる敷地内も、高さ別に4つのエリアに分かれていました。高低差を活かしていくようにするのか、造成をして高さを合わせていくのか。
造成をすることになってもどのエリアを造成するのか。造成もコストがかかってくるのでバランスを考えながらプランニングをする必要がありました。
造成をすることになってもどのエリアを造成するのか。造成もコストがかかってくるのでバランスを考えながらプランニングをする必要がありました。
平屋?それとも2階建て?
建設予定地は広さも十分あり、平屋も十分建てられる敷地でした。造成をするのであれば平屋が建てられるが、2階建てなら造成をせずとも建てられる…。将来分譲地に家が建った時に違和感なく調和する外観にする必要もありました。それでいてR+house飛騨の分譲地の入り口の建物にもなる為、多少の主張は欲しい…という悩ましい状態です。
この土地にどんな家が建つんでしょうか?
この土地にどんな家が建つんでしょうか?
プラン提示
建築家の齋藤先生が導き出した回答とは…?
2階建てプラン
モデルハウスの形状は2階建てとなりました。現状通っている道路には正対させずあえて斜めに配置し収めています。大規模な造成工事も必要ありません。平屋パターンも想定したようですが(写真右側の台形っぽい形)2階建てに落ち着きました。
道路に正対させないことで、外からの視線をさりげなくカットしつつ、リビングの開口部分を南向きにすることも可能にしました。
道路に正対させないことで、外からの視線をさりげなくカットしつつ、リビングの開口部分を南向きにすることも可能にしました。
敷地高低差を上手く活用する
一番大きい区画に建物を収め、一つ上のエリアは駐車スペースになりました。玄関も北側に配置し出入りもスムーズに。建物も道路からは一段高い場所に建つので外からは家の中までは視線が通りません。
モデルハウス間取り
洗⇒洗う
干⇒干す
た⇒たたむ
収⇒しまう
掃⇒掃除する
料⇒料理する
作⇒作業する
配⇒配膳する
1階部分
まずは1階部分から。北側の玄関を抜けると、来客対応用の土間スペースがあります。家の中には上がらないけど、少し玄関先でおしゃべりでも、といった場合に活用できるスペースです。ベンチの下を収納にすることも可能。ベンチのある土間スペースからはリビング部分は見えないように配慮もしています。
洗面台とトイレは玄関の近くに配置し、帰ってきてすぐにアクセスできるように。その向かいには仕切られたワークスペースがあります。ここはリビングと区切られていますが、壁は140㎝の高さで天井まではないので空間としてはつながりつつ、程よくプライベートな空間となっています。
リビングの床は一段下げたダウンフロアを採用。段差に腰掛けて過ごすことを想定しました。
キッチンは2列に分かれたアイランドキッチン。メーカーはグラフテクト。
洗面台とトイレは玄関の近くに配置し、帰ってきてすぐにアクセスできるように。その向かいには仕切られたワークスペースがあります。ここはリビングと区切られていますが、壁は140㎝の高さで天井まではないので空間としてはつながりつつ、程よくプライベートな空間となっています。
リビングの床は一段下げたダウンフロアを採用。段差に腰掛けて過ごすことを想定しました。
キッチンは2列に分かれたアイランドキッチン。メーカーはグラフテクト。
2階部分
2階には主寝室と大部屋を一つ。大部屋のほうは後から壁を設けて2つに仕切れるようにしています。子供が増えたときに部屋を増やせるような工夫です。収納は大きなウォークインクローゼットを配置。それぞれの居室にも収納を作れる余地は残しているので物が増えたときでも対応可能になっています。
モデルハウスということで今回は吹き抜けを作っていますが、お子様3人想定ならばこの吹き抜け部分に床を貼り、部屋を一つ増やすこともできます。
家族構成の変化によって形を変える。そんな2階になりました。
モデルハウスということで今回は吹き抜けを作っていますが、お子様3人想定ならばこの吹き抜け部分に床を貼り、部屋を一つ増やすこともできます。
家族構成の変化によって形を変える。そんな2階になりました。
待ちに待った模型の登場
満を持して模型がお披露目されます!
なんと!今回の模型では今後作る予定の道路や周辺の敷地状況まで作りこまれていました!周囲とのバランスが良く確認出来ます。
南面は大きな開口と吹き抜けで採光と眺め、開放感を演出しつつ、敷地の高低差と塀によって外からは家の中の様子が分からないようになっています。
北面の玄関にはあえて斜めに壁を配置。入る人をスマートに迎え入れるアプローチになりました。
そしてこの模型。内部まで作りこんであります!なんという技術力…。毎回模型を見るたびに精巧さに感嘆します。
もちろん1階部分もあります!もう私たちは模型に夢中です。手に持ちながら角度を変え、見方を変え、そのたびに「すごいなぁ…」と声がこぼれました。「だろう?良い家だよな!」と自分で言っちゃうお茶目な齋藤先生(笑)
なんと!今回の模型では今後作る予定の道路や周辺の敷地状況まで作りこまれていました!周囲とのバランスが良く確認出来ます。
南面は大きな開口と吹き抜けで採光と眺め、開放感を演出しつつ、敷地の高低差と塀によって外からは家の中の様子が分からないようになっています。
北面の玄関にはあえて斜めに壁を配置。入る人をスマートに迎え入れるアプローチになりました。
そしてこの模型。内部まで作りこんであります!なんという技術力…。毎回模型を見るたびに精巧さに感嘆します。
もちろん1階部分もあります!もう私たちは模型に夢中です。手に持ちながら角度を変え、見方を変え、そのたびに「すごいなぁ…」と声がこぼれました。「だろう?良い家だよな!」と自分で言っちゃうお茶目な齋藤先生(笑)
そして次の打ち合わせへ
プラン提示が完了。模型が出てきた後は、細かい場所を見ながら「ここはどうするのか」「こういう選択肢もあるけどどうする?」など修正点などを詰めていきます。想像と違ったから直して、という修正よりも「ここはこうなっているけど、別パターンだったらどうなるんだろう」といった別の切り口の提案も聞きたいという要望がほとんどでした。
今回の打ち合わせで発生した要望や検討余地部分については次回の打ち合わせで提案をしてくれます。その提案と比べて最終決定となります。
今回の打ち合わせで発生した要望や検討余地部分については次回の打ち合わせで提案をしてくれます。その提案と比べて最終決定となります。