注文住宅を建てる土地を探す前に決めておくべきポイント
注文住宅を建てる場合、実際に土地を探す前に決めておいた方が良いポイントが2つあります。
土地の購入予算
土地に求める理想の優先順位
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
土地の購入予算
マイホームを建てる際は住宅ローンを借りる方が多いですが、融資額には土地購入額も含めることが可能です。
住宅ローンの返済比率は年収の20〜25%に収めることが理想的とされていますから、まずは住宅ローン予算を決め、そこから建物価格・土地価格を計算することになります。
たとえば住宅ローンの借入額を3,000万円にする場合、建物価格に2,500万円必要だとすれば、土地価格は500万円以内にしなければなりません。仮に500万円で理想の土地を買えない場合は、頭金を増やすなどの対応が必要です。
土地購入予算は土地探しの前提条件になりますから、一番最初に決めておきましょう。建築価格とのバランスを取るために、工務店と相談しながら決めることをおすすめします。
>>飛騨市の地銀、信用金庫の住宅ローン金利は?総返済額や手続きの流れも紹介
土地に求める理想の優先順位
土地に求める理想は、さまざまな種類に分けられます。一般的には、次のような条件を求めることが多いのではないでしょうか。
価格
エリア(通勤・通学条件を含む)
景色
広さ・形
これら全ての条件を満たす土地を探すことは難しいかもしれません。理想に優先順位を付けておくことで、スムーズに意思決定できるようにしておきましょう。
>>飛騨高山エリアで注文住宅を建てるには?マイホーム建設の流れを学ぼう!
土地探しの5つのコツ
さて、実際に土地を探す際は、次の5つの点を意識してみてください。
不動産会社・工務店と相談して探す
ハザードマップを確認する
タイムリミットを決めて探す
要望にこだわりすぎない
決断は早めにする
それぞれのコツを具体的に解説します。
1. 不動産会社・工務店と相談して探す
土地は自分だけで探すのではなく、不動産会社・工務店など土地のプロと一緒に探すようにしましょう。素人の目には良さそうに見えても、プロの目から見ると問題があるかもしれません。また、素人から見て駄目そうに見える土地でも、プロの目から見ると設計手法で問題を解消できるケースも存在します。
また、不動産会社や工務店は独自のネットワークを持っていますから、自分でネットを使って検索するより多くの情報を得られます。
不動産会社だけで土地探しをするのはおすすめしません
不動産会社は土地を扱う会社です。その為、家を建てやすいような万人受けする土地を提案する場合が多く、その結果、良い土地が見つかっても予算オーバーになり、家に掛けるお金が減ってしまった、ということも起こりえます。
その為、必ず土地選びは住宅会社も巻き込んで行うことを推奨します。
実際に土地に家を建てるのは、住宅会社の為、不動産会社とは違った視点で土地を見ることができます。また、住宅会社は、土地の買い手である施主側の味方に立ってくれるため、不動産会社との価格交渉などもしやすくなる可能性が高いです。
2. ハザードマップを確認する
自治体の公表しているハザードマップも確認した方が、災害への備えになり安心です。洪水や土砂災害などは土地選びによってリスクが変わりますから、要注意です。
高山市は「
わがまち防災マップ」をはじめ、高山地域や一之宮地域などエリアごとのハザードマップも公表しています。
飛騨市もホームページ上に「
飛騨市防災ポータル」を用意しており、土砂災害や洪水、ため池などの災害ごとのハザードマップを公開しているので、購入候補地が見つかったら確認してみてください。
参考元:高山市「わがまち防災マップ」参考元:飛騨市「飛騨市防災ポータル」>>岐阜県飛騨市で水害に強く耐震性が高い注文住宅を建てるには?>>高山市の水害発生リスクは?注文住宅におすすめのエリアと家づくりのポイント
3. タイムリミットを決めて探す
タイムリミットを決めないで土地探しを始めると、目移りした結果として数年単位で購入が決まらないケースもあります。それではいつまで経ってもマイホームを建てられませんので、期間を決めて集中して土地探しすることがオススメです。
具体的には、2か月程度に期間を区切ることを推奨します。2か月探しても土地が見つからないようであれば、土地選びの条件を見直した方がいいでしょう。
4. 要望にこだわりすぎない
先述した土地選びの優先順位に沿って、要望にこだわりすぎずに探すことも重要です。マイホームを建てる土地なのでこだわりたい気持ちが強いかもしれませんが、あらゆる条件を満たす土地はなかなか見つからないでしょう。
土地だけで考えるのではなく、土地と建物両方を合わせて満足度を高めていくと、スムーズに選べるかもしれません。
>>注文住宅で後悔した失敗例5選!岐阜県飛騨エリアで性能が高い家づくりのポイントとは
5. 決断は早めにする
購入候補地が見つかったら、なるべく早めに現地へ確認に行きましょう。自分以外にも欲しい人がいる場合、時間をかけていると先を越されてしまうかもしれません。
一般的な不動産取引では最初に購入意思を示した人が優先されますので、早めに決断することもポイントです。
岐阜県高山市・飛騨市のおすすめエリア
最後に、岐阜県高山市・飛騨市のおすすめエリアを紹介します。岐阜県北部でマイホームを建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
利便性重視なら「高山駅周辺」
利便性を重視する方には、高山駅周辺エリアがおすすめです。高山市というと農業や畜産業、自然が豊かなどのイメージが強いかもしれませんが、高山駅周辺は地方都市として栄えています。
国道472号線沿いには商業施設も多く、生活するには困らないでしょう。高山駅を通る路線は高山本線で、特急ひだの停車駅でもあります。特急ひだは名古屋・京都・大阪方面へも運行しているので、都市部へのアクセスに優れていることも特長です。
高山市は子育て支援にも力を入れているので、子育て世代の方にもおすすめです。宮川や飛騨川などのハザードマップに注意して土地を選ぶといいでしょう。
>>高山市の注文住宅にかかる建築相場は?年収に適した家づくりのポイントを紹介
移住者増加中の「飛騨市」
岐阜県の北端にある飛騨市は、近年移住者からの人気が高まっているエリアです。飛騨山脈(北アルプス)の風景や、古川祭や神岡祭といった伝統的な文化など、古き良き日本を感じたい方にはピッタリな街といえるでしょう。
古川町エリアは洪水・土砂災害の想定エリアにもなっているので、ハザードマップの確認も忘れずに行ってください。
>>飛騨市の水害にも強いR+house飛騨の防水対策についてはこちら
岐阜県高山市・飛騨市のマイホームは土地選びからR+house飛騨にご相談ください
R+house飛騨は高山市・飛騨市に根差した工務店として、飛騨地域の気候にマッチした高断熱高気密な高性能住宅を提供しています。また、家づくりに関してはもちろん土地選びの相談にも対応しています。個別相談会や見学会も開催していますので、理想的な注文住宅を建てたい方は、ぜひ土地探しからR+house飛騨にお気軽にご相談ください。
>>高山市・飛騨市での暮らしになじむ高性能住宅「R+house」